花柳眞理子師匠主催の日本舞踊講座、その名も『おどり出前講座』。
この度も無事に講座が終了致しました✨
客席には沢山のお客様がいらして下さり、満員でございました。
・・・ということで、講座のレポート&ご報告をさせて頂きます。
今回のテーマは「道成寺の世界」ということで、前回に引き続き日本大学芸術学部教授の丸茂祐佳先生をゲストにお迎えして、詳しくお話を伺いました✨
まずは、前回までの講座のおさらいからスタート。
会場のお客様にもご参加いただき、「美しい立ち方と座り方」「お辞儀」、そして日本舞踊における「歩き方の基本」や「おすべり」という重要な動作を、眞理子師匠指導のもと実際にお稽古して頂きました。
そして学術的な観点から、丸茂先生に解説をしていただきました。
一般によく知られているの作品は長唄の『京鹿子娘道成寺』という作品ですが、その元のお話となった「安珍清姫伝説」を、『道成寺縁起』の絵巻物のお写真と共に紐解いて下さいました。
その他、「道成寺」をテーマに派生した沢山の作品についてもご紹介頂きました。
先生のお話を伺ったところで、長唄『京鹿子娘道成寺』、地歌『鐘ヶ岬』、清元『豊後道成寺』という、道成寺をテーマにした三作品をなんと同時に踊ってご覧いただきました‼️
この三作品、三味線がつきますと全く違う曲調なのですが、歌詞がほとんど同じなのです!
歌詞に合わせて、眞理子門下の三人が同時に違う振りを踊ります。
一気にこの三作品を見る機会はございません。
三作品共に役柄の設定が全く違います。
なので、振付・踊り方は全く異なっておりますが、その歌詞と世界観は同じでございます。
とても面白い趣向だった、大変興味深かった、というお声を頂きました。
三作品の違いについて、また荻江節の『鐘の岬』という作品について、丸茂先生より再度ご説明頂きました。
最後は、荻江『鐘の岬』を眞理子師匠が実演✨
盛り沢山であっという間の二時間でございました…😌
次回は来年春ごろ開催の予定でございます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております✨
まり草