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Channel: 徒然まり草〜元タカラジェンヌ日本舞踊家の物語〜
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2021.1.27 日本舞踊とダンスについて〜半端者のまりちゃんが思うこと①

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皆様こんばんは。


今日はよく晴れて気持ちが良かったですね


今日はお三味線のお稽古と師匠のお稽古でした。

(お知り合いの方のお母様が作って下さった素敵なマスク✨ありがとうございます❣️)

動いたせいもあり、お水を3リットル飲んでおりました!

血液サラサラになりそうです笑


さてさて。


先日のブログでは『お稽古場日記』と称しまして、拙宅のお稽古場でのエピソードを書かせて頂きました📝✨


今更なんですが、お弟子さんたちとは沢山の大事なエピソードがありますね・・・。


普段の何気ないお稽古だとしても、その場面を切り取って改めて振り返れば、かけがえのない貴重な時間が積み重なっていることに気付かされます。


本当にありがたいことですね💖


そんなこの前のブログの最後の方で「日本舞踊」と「ダンス」(洋舞)についてちょこっと触れさせて頂きました。


これから


・両方の「おどり」をある程度やっている者として思うこと


及び


・それぞれのジャンルにおける「身体の使い方」であったり「心の乗せ方」といった内容的なテーマについて


及び


・それぞれの立場から見た「お互いのジャンルへの認識」について(それに対して私が「ぐぬぬ」と思うことについて)


こんなことをご紹介できればなぁと思っております。


例によって例の如く、書き始めたらめちゃくちゃ長くなりました😅🤣❗️


加えてオタクな内容すぎて、ニッチな内容すぎて、完全に自らの思考整理のために書いている内容すぎて、お付き合いいただく皆様には大変申し訳なく思っております😭😂💦


とりあえず、何回かに分けます。

(日々のことをラフに書く日記のつもりで始めたのになんでこんなに大真面目に語っているのだ、自分‼️)


ということで早速参ります。


その1〜両方の「おどり」をある程度やっている者として思うこと


私は今『日本舞踊』を生業の軸としておりますが『生粋の日本舞踊家』ではないと自分では思っています。


何なら『半端者』だと思っています。


私はかつて、宝塚歌劇団というところに属しておりました。


そこでは、クラシックバレエとジャズダンスをベースにしながらも様々なジャンルのおどりを踊ってきました。

また、バレエやジャズも沢山の先生方・振付家の先生方からお習いさせて頂きました。


宝塚というのは何故か『西の東大』と言われておるようですが、そこでは


「一つのことを極める」


というよりも  


「舞台人・表現者としての様々なスキル(表現力、適応力、観察力、キャッチ力)を身につける」


ということがとても大切な世界なんだと思います。


なので、言い方には語弊がありますが、広く浅く色々なことに挑戦させて頂きました。


「一つのことを極める」のと「総合的に表現をする技術を身につける」のと、どちらが優れているのか…という事を論じたいのではありません。


それぞれの世界で求められている要素は違いますし、どちらの道の歩き方も本当に素晴らしい、と私は思います。


そんな訳で、小さい頃からずっとお習いしていた日本舞踊ではございますが、本腰を入れてお稽古を再開致しましたのは歌劇団を退団してから。


お稽古を再開した頃は、自分の技量が職業として成り立つのか全く分からない状態だったのですが、師匠の熱いご指導のおかげで、こうして師範の資格を頂戴することが出来ました🙇‍♀️💖✨


ダンスも宝塚のお舞台に立たせて頂けた程度には踊れますが、めちゃくちゃ上手いわけではありません。


なんか言い訳みたいになってしまって嫌なのですが笑、これ、事実なので‼️


で、何が言いたいかと言いますと、半端者の私としましては日本舞踊の世界にしてもダンスの世界にしても、それぞれの「道の奥深さ」に心底畏れ慄いているんです。


敬意しかないんです。


知れば知るほど、奥が深いのです。


日本舞踊にしろ、ダンスにしろ、私は極めているわけではありません。何度も申しますが『半端者』です。


ただ


「きっとこうなれたらすごい」

「すごい人というのはこういうところがすごい」

「見ているお客様が気持ちいいと思ったり、感動する踊りというのはこういうことか」


というのは、少しずつ分かってきたような気がする昨今なんです。


ちなみに、最近とても素晴らしいジャズダンスの先生に巡り合い、そちらのスタジオにもお邪魔させて頂いております😌💖✨

錆びた脳みそと身体に油を差しながら踊っております笑


そんな素敵な先生の影響もあり・・・


「日本舞踊を知っているからダンスにおいても理解できること」

「ダンスを知っているから日本舞踊においても理解できること」


が飛躍的に増えたのです‼️


両ジャンルにおいて「こういうことなんだ‼️」と驚き、発見することが、最近は楽しくて仕方ありません😍❤️笑


ちょっと前までは

「日本舞踊家として、なんとかキチンとしなきゃ!ちゃんとしなきゃ😱!!」と思っておりました。


でも、そうしていると段々と踊ることが苦痛で仕方がなくなってきました。


日本舞踊を取り巻く世界、システム、しがらみの多い人間関係からも距離を置きたくなってしまう位でした。


でもある時に、ふと


「私は『生粋の日本舞踊家』ではないけれど『表現すること』は出来るし、やっぱりやり続けたいなぁ!」


と思う様になりました。


「もう『半端者』であることを極めればいいじゃん‼️『表現したい美しいこと』『信じること』があれば、肩書きとか何でもいいじゃん‼️」


と思える様になりました。


きっとこれは、思い切って真逆と思われるダンスをやり始めたことがかなり影響しております。

スタジオの扉を叩いて、本当に良かったなぁと思います。


違う場所に思い切って身を置けば、景色も変わって見えるのですね。


おかげさまで「おどり」に対して、より深い愛情が芽生えてきた昨今です💕



では、具体的にどんなことを発見して私は嬉しくなったのか。


これにつきましては明日の記事に書かせて頂きたいと思います


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました😂💕


まり草



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