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Channel: 徒然まり草〜元タカラジェンヌ日本舞踊家の物語〜
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2021.9.26 九月南座超歌舞伎公演〜ご報告③

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無事に千穐楽を迎えましたのでご報告投稿をさせて頂いております。

●目次●
ご報告② 公演全体を振り返って
ご報告③ 中村獅童さん←今こちら✨
ご報告④ お世話になった皆様
ご報告⑤ させて頂いたお役について

いつも長くなってしまって恐縮なのですがご報告をさせて下さい。

今回は、我らが兄貴、中村獅童さんについての記事になります📝✨
(お客様のお写真✨すてき!)

あぁ〜何から書けばいいのでしょう…笑

もう尊敬し過ぎて訳分かんないです💖笑(どんな)

どうしたらいいのか分からないので、獅童さんが繰り返し仰っていたお言葉、私の胸に深く刻みつけられたお言葉をいくつかご紹介したいと思います🐉✨

《超歌舞伎の座組はファミリー》

《座組の一人一人が主役》

《超歌舞伎はお客様に育てて頂いた》

《超歌舞伎は、お客様も演者も一つになって、同じ夢を見ることが出来る》

《役者は、舞台が全て。だから舞台で輝く僕たちを見て下さい》

《舞台こそ、自分が生きる場所》

他にも沢山あるのですが、特にこれからの言葉が印象的でした😌💖

口上の時も最後のフィナーレの時も、お客様との距離をどんどん縮める獅童さん。

口上の時なんて、お客様と普通にお話しをされていらっしゃる場面も。
お客様にとられましては、後々にまで影響を及ぼす、奇跡のような時間だったのではないかと思われます😭✨

それだけではなく、ご自身が経験された辛かった出来事や、それらを乗り越えたこと、お母様のお話・・・
などなど

「そんなにお話しされていいの⁉️」

ということまで惜しみなくお話になられます。

こんなにサービス精神に溢れた方を、私は今まで見た事がありません。

特に印象的だったのは、20代の頃のお話。

当時、南座に出演中だった若かりし頃の獅童さんはいわゆる「並び」のお役。

舞台のセンター(芯)からは程遠いところに立ち、しかもたった一演目しかご出演がなかったそうです。

それでもそんな獅童さんにお母様は「貴方は大丈夫だから。信じています」というお言葉を伝え続け、
獅童さんご自身も「たとえ誰も信じてくれなくてもいつか真ん中に立つ」という気持ちを持ち続けられたそうです。

故・中村勘三郎さんはそんな獅童さんの情熱をいち早く見抜き「いつかきっと芯にたつ役者になる」と仰って下さっていたそうなのです。

何度伺っても、このエピソードには目頭が熱くなります。

そんな風にご自身が苦労された経験から

「実力がある役者さんに、もっとスポットライトを」

という思いで生み出された《リミテッド公演》という公演形態が超歌舞伎にはございます✨

なんと今回の口上では《リミテッドのリミテッド》もなさりたい、と仰っていらっしゃいました❣️ひえー!

ご自分が前に立つことだけに注力するのではなく、前に立たれているからこそできる「業界の改革」に取り組まれる獅童さんの漢気。

かっこいい。もう大好きです。

舞台の隅々にいる私たちの心にも、火を灯してくださる獅童さん。

私もそんな獅童さんに触発され、また新たな目標が出来ました。
(写真は、獅童さんのお誕生日の時のもの📷まんまとお隣に失礼しております😆💖✨)

日本舞踊を通して、
必ずしも舞踊のお家に生まれなくても

あんな舞台に立つことが出来るんだ❣️
あんな風な表現ができるんだ❣️
こんなに活躍の道が広がっているんだ❣️

と少しでも後の世の方々に思っていただけるように、
憧れていただける様に。

微力すぎますけれど、そんな未来に続く道の一端を担う存在なりたいと思います。

獅童さん、本当にありがとうございます。
兄貴に一生ついていきます✨✨✨


まり草

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