宝塚歌劇団の後輩で、今はベルリンを拠点に活動する売れっ子カメラマンの四方花林ちゃんに写真を撮って頂きました。
歌劇団時代には同じ星組でしたので知らぬ仲ではないのですが、退団してからもこうして一緒に作品作りが出来て本当に嬉しいです✨
彼女の生き方、生きる姿勢、考え方から学ばせて頂くことも多く😌💖
とても刺激的なんです。
(写真撮影後の一枚✨)
今回は、そんな素敵な花林ちゃんが日本に帰ってくるということで、HP用のポートレイトを撮って頂こうかなと思っていたんです。
加えて「少しだけストーリー性もあったら面白いかな〜」なんて思いつつ、いろいろと準備をしておりました。
ところがですね、わたくし、愚か者ゆえ一瞬体調不良になりまして、大事をとって撮影を延期して頂いたんです・・・。
で、そこで欲張りまりちゃんは思ってしまったんです。
撮影までの時間もあるし、折角だったら、もっともっと「作品」として撮ってみたい。
今まで、既存の作品であったり、求められるお役であったり、求められる役割など、「役作り」として表現をさせて頂くことは沢山ありました。
でも、私の感じる世界観であったり、ゾクゾクする様なものであったり、誰かの物語であったり・・・を「一から自分で創って発信する」という機会はほぼありませんでした。
(あ、振付は何度かさせて頂きましたが!)
だから「この際、折角だからやってみたい」と思ってしまったのです。
なので、見様見真似で台本を書き、まりちゃん演じるオンナの物語を描き、衣裳やら小道具やらを捻り出し、撮って欲しいカット割りを妄想しました。
作品を作る時、皆さんはどんなことを考えていらっしゃるのだろう。
「やりたいこと」と「やるべきこと」の折り合いはどんな風につけていらっしゃるのだろう。
「誰に対して」
「どんな目的で」
「どうやるのか」
「何を伝えたいのか」
独りよがりでは気持ちが悪いだけだし、やはり第三者の皆様に共感してもらわなければ意味がないと思うし、でも「こうしたい」とか「私がこういう景色を見てみたい」という思いもある。
そのバランスは、皆さんとどうやって取ってらっしゃるのか。
・・・という様な「そもそも論」的なところでなかなか思い悩みました。
今更ながらの悩みで、お恥ずかしい限りですが。
なので、花林ちゃんに出来上がった台本を送る時は、とてもドキドキしました。
打ち合わせをする時には「こんな感じで伝わるのだろうか」というくらい要領を得ないコンセプト説明を聞いてもらいました。
ヘッタクソなカット割りの絵も見てもらいました。
花林ちゃんはめっちゃ凄腕なので、クリエイト初心者のまりちゃんの想いも受け止めてくれて、「コンセプトとても素敵でした!」と言ってくれました。
本当に頼しすぎますよ。ありがとう。
ちなみに、迎えた撮影の朝はびっくりするくらいに綺麗に晴れました。ラッキーでした。
お天気の神様、本当に有難うございます。
撮影場所は、ご覧の通り「海、某所」。
(愛狐のユキも一緒に来ました)
妄想カット割りを実現すべく、着物で海に突っ込んでいく気狂いまりちゃん。
それに付き合って、お洋服の裾がびしょびしょになる花林ちゃん。(本当にすまぬ・・・)
そんな花林ちゃんが「もう少しこのままのポーズで撮っていいですか?」と何回か言ってくれました。
花林ちゃんはそういう意味で言っていたのではないかも知れないのですが、まりちゃんは勝手にこう思いました。
「私の妄想現実化行為に結果として巻き込まれている状態の花林ちゃんが、この瞬間を、この撮影を、もしかして、楽しんでくれている・・・?!」
本当に、勝手にそんなことを思いました。
そして、勝手にとっても嬉しくなりました。
その製作に関わった皆様が、やりがいであったり、幸福感を感じて下さる。
加えて、ご自身の最大限のパフォーマンスを出そうとなさって下さる。
「関わってよかった」と誰かが思える様な仕事であったり機会を作れる人・・・超不遜ですが、そんな人になれたら凄くステキだなって思いました。
自分の脳内を晒すのは思った以上にすごく恥ずかしくて、こんなことして何になるんだろうとか、自分は何を目指しているんだろうとか、そんな風に感じることもありました。
でも、目の前にいる花林ちゃんの姿が格好良くて、そんな風に一緒に仕事をしてくれるのが嬉しくて、この撮影の瞬間を共有できて本当に良かったと思いました。
あとは、どう作品を皆様に見ていただくか、が課題です。
もちろん、写真が仕上がった時点でSNS等に掲載させて頂きますが、もっと面白い発表の仕方が出来ないかなぁと、またまた脳内妄想中です。
仕上がりがとっても楽しみです❣️
一から
世界を作っていく人。
価値を作っていく人。
仕事を作っていく人。
「世の中は、誰かの仕事で出来ている」
というようなことを缶コーヒーのCMでも言っていましたが、本当にその通りだと思います。
それが出来る皆様を、心から尊敬します。
私も超狭い規模ではありますが、今回の撮影のようなことが出来て良かったなぁと思いました。
とにかく…
花林ちゃん、ありがとうございました💖✨
四方花林ちゃんのHP→
http://shikatakarin.photographyまり草