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Channel: 徒然まり草〜元タカラジェンヌ日本舞踊家の物語〜
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2020.10.11 水戸徳川家✨第15代御当主様と

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水戸徳川家第15代当主、徳川斉正様にお誘い頂きまして、「徳川ミュージアム」にてボランティア活動をさせて頂きました‼️

幼い頃から時代劇が好きで、もちろん『水戸黄門』は俳優さんが変わっても見続けていたまりちゃん・・・。

まさか、現代の黄門様と一緒に草を取ったりお掃除をしたりする日が来るとは思いもよりませんでした😆💖

とても光栄でございます🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️
(第15代御当主、徳川斉政様と)

そして、都会のジャングルで育ちました不肖まりちゃんにとりまして、草取りや土いじりは、ほぼ初体験😆‼️

慣れないスコップ片手に、他のご参加の皆様の足だけは引っ張りたくない‼️と必死でございました💦

広大な敷地。
雄大な自然。

とても素晴らしい経験をさせて頂きましたので、そのことについて書かせて頂こうと思います📝
今回感じたこと、それは
「草むらは小宇宙🍀」
「植物の生命力は、最強🌱」
ということです。

木を切ったり、土を掘り返したり・・・という作業は殿方にお任せし、私はもっぱら敷地内の草取りをさせて頂きました。

そこで体感したことによる「気づき」や「発見」。
当たり前のことばかりなのですか、自身がたいけんすると、本当に感動的なものでした。

我ながら「動く哲学者」「草取り仏修行」状態でして、発見があるたびに嬉しくて声が漏れてしまい、「なるほどなるほど・・・」とずっと独り言を呟いておりました。(相変わらず怖い)

感じたことを箇条書きにしてみました。
お付き合いくださいませ😂

■根っこがすごい
ちょっとだけ土を掘り返した時に思ったのですが、植物の根は、土の物すご〜く深いところにまでに達しており、かつ広範囲に及んでいます。
なので、ちょっとでも根が当たると、スコップが土の中に全然入っていかないのです。
しかも、土自体もすごい重量なんです。

ぬぁあぁぁぁ!土ってこんなに硬いの?!重いの!?・・・という感じで、全く歯が立ちませんでした。

殿方もスコップに全体重をかけて、ザクザク掘っていらっしゃいました。すごい重労働です。

サスペンスでよく見かける、人間が埋まっちゃうくらいの穴なんてそうそう掘れません。
私が犯人だったら、確実に夜が明けます。そんで目撃されて、現行犯で捕まりますね。

それくらい、植物たちは地中深くに根をはって「生きよう生きよう」としているんです。

木々も草たちも、誰に頼まれたわけでもない。
ただただ、生きている。

生きようとして、ものすごい力で土に食い込んでいるんです。

その姿が、すごく美しかったです。

生きている。生きようとする。
それだけで美しい。

もはや言い尽くされていることですし、当たり前といえば当たり前のことなんですが、自分がスコップを持って体感すると物凄くよく分かりました。

見るのと聞くは大違いです!本当に!

■一メートル四方の小宇宙
スコップ作業は無理だと判明し、任せていただいた草取り作業。
まり草だけに草取りぴったりだなぁ〜と馬鹿なことを考えながら、いざ陣地へ。

地面に手をつき、まりちゃんは驚きました。
自分の身の回り、わずか一メートル四方に、何と沢山の草が生えていることか。

そして、沢山の虫たち、虫たち、虫たち!!!
よく見ると、模様も綺麗ですし肌も艶々で可愛いんです。
(生と死が同居)

まさに「みんな違って、みんないい!!!」(まりちゃんの推しメンは蜘蛛です)

また、徳川様に教えて頂いたのですが「スギの子供」「紅葉の子供」「檜の子供」・・・と超絶可愛らしい木々の芽もたくさん生えているのです。

この小さな小さな芽が、時を経ると大木となっていくわけです。
(もちろん、この子たちは抜かずに、大切にとっておきます)

そもそも「雑草」って何なんでしょうか。

「雑草」と言われる草たちだって、生きていて、名前だってあります。

彼ら(彼女ら)は自分のことを「人間という他の種族から迷惑がられている」とは一ミリも思っていないわけです。

「その他大勢の草」ではなく、彼らだって一つ一つ生きているわけです。
小さな雑草でも、しっかり大地に根を張っているんです。

そう思うと、引っこ抜くのに忍びない気もしました。

でもまりちゃんとしては引っこ抜かなくてはいけないので、せっかくだったら綺麗に引っこ抜いてあげよう、と思いました。

「ごめんね」とつぶやきながら。
でもどんどん土が肌を見せていく様子に嬉しさを覚えながら。

という訳で、結果としては容赦なく引っこ抜かせて頂きました。
気分は、ハンニバルレクターです。

「綺麗に咲いたね、じゃぁ、僕が綺麗に抜いて終わらせてあげるね。生きてくれてありがとう」

てな具合でした。


■蜘蛛が好き
広大な徳川様の敷地で、まりちゃん史上一番大きくて綺麗な蜘蛛さんに遭遇しました。
模様が本当に綺麗なんです。

魚とか昆虫とか動物たちを見るといつも思うのですが「一体どこの誰がこんなに美しいデザインを施したのだろう」って。

こんなお衣裳があったら、すごく素敵だと思います。
色使い、模様のパターン、皮膚の素材感・・・。

どの子にしても、それぞれが完璧なんです。

作業の手を止めて、思わず写真を何度も撮ってしまいました。

美しかったです。

まりちゃんも、蜘蛛みたいな女性にもなりたいなって思います。
(猫とか鳥とか龍とか狐とかも好きですけど)

人間も、どちら様がデザインしたんでしょうね。

「人間って、自律運動する美しい人形みたいだな」ってたまに思うんです。
燃料は「魂」。

どのピースが欠けても、その動きには不都合が出てしまって、生命長らえることはできなくて。

だから、この不思議な、何者か(たぶん神様)に生かされた生命を精一杯生きたいなって思うんです。

とにかく、感動と発見に溢れた1日となりました。

徳川様、ミュージアムの皆様、そしてこんな初心者をお仲間に加えてくださいました優しいボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございました😌💖✨


まり草

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