【現代能 安倍晴明】
こちらの公演の顔合わせが行われた日でした。
野村萬斎さんの代表作である「陰陽師」。
誰もが陰陽師・安倍晴明の虜になったと思いますが(かく言う私も)、そんな安倍晴明を主人公とした世界の舞台作品です。
しかも「現代能」という形式。
主演はもちろん野村萬斎さん(安倍晴明役)、その敵役の蘆屋道満(あしやどうまん)に能楽師シテ方・梅若玄祥先生(人間国宝)、そしてヒロインは宝塚歌劇団元トップスターの大空ゆうひさん・・・という豪華なキャストでございます。
(左から、まり草、琴音和葉さん、西尾智子プロデューサー、梅若玄祥先生、初姫さあやさん、綾月せりさん、花陽みらちゃん)
実は、2年ほど前に大阪のフェスティバルホールで一度上演しておりまして、今回は再演ということでございました。
私は萬斎さんの式神のお役なのですが、式神メンバーは全員宝塚歌劇団出身。
華やかな皆様に囲まれてお稽古しておりますと、気分はあの頃に戻ったようでした。
あの頃は色々と思うところがあり、若干ネガティブな感情を残して退団した宝塚ではありますが(あ、ぶっちゃけてしまった笑)、やはり自分にとっては大切な「第二の故郷」なんだなぁということを、こういった時に実感しますね。
タカラジェンヌ同士のお稽古は、本当に、いたって、超スムーズなのです!(力説)
やはり、宝塚を流れる武庫川の水で育っているだけはあります笑
具体的に申しますと、
・振り覚えが早い
・行動が素早い
・きちんと上下関係をわきまえた上で、舞台をより良くするために意見を言い合える
・上下関係が確固たるゆえ、自分が何をすべきか判断しやすく、動きやすい
・目上の方が、ダメなことはきちんとダメと言って下さる
・体育会系の団結力がある
・笑い声が絶えない(声大きめ💕)
こういった関係性というのは、なかなか築くのは難しいと思うのです。
本当に貴重な繫りだなぁと思います。
宝塚に在団していた時は、そんな繫りがとても大事だという事をあまり分かっていなかったのかもしれません。
でも時が経って分かることって、沢山ありますよね。
もしこの記事を読んでくださっている方で、人間関係で悩んでいる方がいらしたら、大丈夫ですよってお伝えしたいです。
私もそうでしたが、時が経ったり、立つ場所が変わったりすれば、その絆が結構大切だったんだなぁって思える時が来ると思うんです。(多分)
だから、あんまり気負いすぎず「まぁ、こんなものかな〜。にゃはは〜。」と構えている位ですと、ちょっとは楽になれるかもしれません。
全然「安倍晴明」と関係ないお話になってしまいましたが笑。
本番の様子などは、また振り返り記事で書かせて頂きますね。
■梅若玄祥先生、野村萬斎さんのインタビュー記事はこちら
https://natalie.mu/stage/news/286194
まり草
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